借金は一本化したほうがオトク?借金をまとめるか分散させるか。現役金融サラリーマンが解説
わたしは現在、お金のプロとして毎日お金の悩み相談を受けている現役の金融サラリーマンです。
借金を一本化するか、分散させるかについての質問はよく聞かれます。
今回は、その経験から借金をどう返していくかわかりやすく解説していきます。
それでは、早速まいりましょう。
借金を一本化するとは
消費者金融や、銀行、クレジット会社など、複数から借りているお金を、1つの金融機関でまとめて借りなおすことです。
メリット
借金を一本化するメリットは、月の収支を計算しやすいことです。
複数の借金があると、借金の返済日が月に何回もあったり、返済日を忘れてしまうことで、返せるお金はあるのに返済が遅れてしまったりします。
その点、借金を一本にまとめることで、毎月の返済日は同じ日に固定されますし、返済日までにお金を口座に残しておけば返し忘れることも防げます。
ですので、お金の管理が面倒とかお金のことをひと月中考えたくない!という方には借金をまとめて、一本化することをオススメします。
デメリット
借金を一本化することのデメリットは、借金が減りにくくなることです。
お金を複数の会社で借りていたときは、毎月複数回に分けて返済をしていたので、返済額をトータルすると一本化するよりも多くのお金を返すことが出来ます。
しかし、借金を一本化することによってひと月に複数回あった返済は1回になってしまいます。
その分、返せる金額はちいさくなりますので、結果として借金が減りにくくなります。
借金を分散させるとは
借金を分散させるとは、1つの金融機関で大きくなりすぎた借金を、いくつかの会社に分けて、借り入れをすることです。
メリット
借金を分散させることのメリットは、ひと月に多くのお金を返せることです。
借金を分散させることで、ひと月当たりの返済日が何回もくることになります。
少々大変ではありますが、毎回きちんと返していくことで確実に借金は減っていきます。
また、別のメリットとしてアコムや、プロミス等の消費者金融に借金を分散させることによって利息がかからない期間をつくれます。
大抵の場合、銀行で借りた場合と、消費者金融で借りた場合とでは、銀行で借りる方が金利は安くなる傾向にあります。
しかし、その代わりに、消費者金融では「30日間利息無料」や、「○○円まで利息ゼロ」といったキャンペーンを打ち出していることが多いです。
ですので、なるべく早く、借金を返済しつつ、利息がかからない期間を利用したい!と思う方には、借金を分散させる方法がオススメです。
デメリット
借金を分散させることのデメリットは、管理が面倒であることです。
借金を分散させると、借金がいまどこにいくらあって、返済日が毎月いつにきて…というようにひと月のうち大半を借金返済のために頭を悩ませなければなりません。
また、他のデメリットとして、月の収支がわかりにくくなることが挙げられます。
借金が複数あることによって、ひと月が終わったときに、自分がいくら返したのかが分からなくなってしまいます。
さらに、返済日を忘れてしまっていた場合、自分が予想していなかった引き落としが口座にあらわれるので、毎月の細かな収支管理が必要になってきます。
ですので、お金の管理が苦じゃない。複数回ある返済日も遅れず、コツコツ返せる!
そんな方でないと、借金を分散させることはオススメできません。
まとめ
今回は、「借金を一本化するべきか」「借金を分散させるべきか」について解説しました。
結論としては、お金のことをあまり考えたくない人には借金の一本化を。
お金の管理が苦でなく、コツコツ返していきたい方には借金の分散をオススメします。
個人的には消費者金融の「30日間利息無料」や「○○円まで利息ゼロ」のキャンペーンはオトクですし、毎月の返済に困っているひとには強くオススメします。
借金は悪いことではありません。返してしまえば何の問題もないのです。
みなさんが本記事を読み終えたことで、もっとオトクに生活出来るようになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません