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ドルコスト平均法ってなに?ドルコスト平均法のメリットとデメリット解説「現役金融サラリーマン」

2022年2月8日

ドルコスト平均法について知りたい人「ドルコスト平均法って言葉は聞いたことがあるけど一体なんなの?どんなメリットがあるの?

投資について調べたことのある方なら1度は聞いたことのある「ドルコスト平均法
でも何のことかわからないという方が多いと思います。

本文を読み終えるころには、みなさんがドルコスト平均法についてまわりの誰よりも詳しくなっていることを約束しましょう。


ドルコスト平均法とは


ドルコスト平均法とは、弱者のための投資戦略です。

具体的には株式や投資信託を買うときの投資手法のことで、毎月同じ金額で、同じ日にちに買う手法であり、主に長期的な積立投資によく使われます。
少額から始められ、長期間にわたって投資し続けられるため、損をするリスクを減らしながら着実に資産を増やしていくことができます

以上のことから資産の少ない弱者が大きな資産を作ることのできる最強の投資手法であるドルコスト平均法。

金融機関で働いている現役金融サラリーマンである筆者もドルコスト平均法は大変すぐれた投資戦略であると思っています。
しかし、そんなドルコスト平均法には、メリットだけではなく、デメリットもあります。

本日はこの点について解説していきます。

ドルコスト平均法のメリット

リスクの分散が出来る

ドルコスト平均法ではリスクの分散が出来ます

通常、株式を一括で買うときには、買うタイミングと売るタイミングを見分けなければなりません
株式で利益を出すためには買った値段よりも高い値段で売らなければならないからです。

上のグラフで考えると、120万円(10000円×120株)でかった株が10年後に6000円(50円×120株)まで落ちてしまい、
そこで売ることになれば119.4万円の損失が出ることとなります。

しかし、ドルコスト平均法を使い、月に1万円分株式を買い、それを10年間続け、10年後に売却した場合には株価が6000円になったとしても積立評価額はなんと約175万円(50円×35000株)になります。

相場が大幅に下がっているのに、むしろ大きな利益が出ている。
驚きですよね。

相場をみなくていい


ドルコスト平均法を使うことで、相場を気にする必要がなくなります

なぜなら、ドルコスト平均法が採用される取引は毎月同じ金額で同じ日にちに積み立てられるからです。
ですので、株価が上がっていればそのまま購入を続ければよいですし、株価が下がっていればむしろ多くの株を買うことが出来るので放置するような感覚で投資を続けられます

株式投資というと、毎日のようにパソコンとにらめっこして、チャートの動きに一喜一憂している姿が目に浮かびますが、ドルコスト平均法ではチャートを見る必要がありませんので、普段仕事や勉強で相場をみる時間がないよという方にオススメです。

ドルコスト平均法がオススメな人

ドルコスト平均法を使うべき人というのは、コツコツお金を貯めたいと思っている人です。
また、一括で大きなお金は出せないけど、投資はしてみたいという投資初心者のかたに強くオススメ出来る投資手法になります。

ドルコスト平均法のデメリット

最大の利益はとれない(短期売買に向かない)

ドルコスト平均法を使うデメリットは、最大の利益がとれないことです。

下のグラフを見てください。

このように一括で120万円(10000円×120株)を買うことが出来れば、10年後には240万円(20000円×120株)になりますので、
120万円の利益が出せます。

一方、ドルコスト平均法を使い、10年間をかけて120万円(月10000円を10年)買った人の積立評価額は約167万円となり、
利益は47万円になります。

以上のことから、大きな資金があり、一括投資が出来る人や、株式では常に最大の利益をとりたいトレーダーの方には向かない投資手法だといえます。

売るタイミングが難しい

ドルコスト平均法を使うデメリット2つ目は売るタイミングが難しいことです。

通常ドルコスト平均法を使う投資は毎月同じ金額を積み立てることを前提としているので、終わりが見えにくいです
毎月定額で積立てて、いざ売ろうと思っていた時に相場がそれまでの過去10年で最大の暴落をしていた場合には損をする可能性もあります

ですが、このデメリットは、あってないようなものです。

ドルコスト平均法を使う積立投資ではあらかじめ年数を定めて積み立てていきます。
ですので、当初定めた年数、積み立て終えたら思い切って売却していいと思います。

理由としては経済は成長していくという前提があるからです。
最近のコロナウイルスによる株価大暴落でも、2008年のリーマンショックでも、落ちた株価はもとの水準にあっという間に戻っています。
ひとが活動を続けていく限り、経済は必ず成長していきます。
ですので株価も当然回復していくのです。

ドルコスト平均法がオススメできない人

以上のことからドルコスト平均法がオススメできない人とは、短期的な売買をしたい人
最大の利益をとりたい人売るタイミングを自分で決めたい人です。


まとめ

ドルコスト平均法は、弱者のための投資戦略です。
大きな資産をもたない人が、毎月少額からコツコツ積み立てることで大きな資産を作ることができます。

ドルコスト平均法のメリットは

  • リスクの分散ができる
  • 相場を気にしなくていい

ドルコスト平均法のデメリットは

  • 最大の利益がとれない
  • 売るタイミングが難しい

ドルコスト平均法にはデメリットもありますが、投資初心者には強くオススメしたい投資手法であります。
また、初心者がやるべき投資手法であると思います。
是非、ドルコスト平均法をうまく活用して大きな資産を一緒につくっていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。