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中間選挙って株価と関係あるの?中間選挙によってアメリカ株はどうなるの?わかりやすく解説!

2022年11月12日

最近ニュースでよく目にするアメリカの「中間選挙
中間選挙と株価って関係あるの…?誰かわかりやすく教えて!!
こんな悩みを解決します。

この記事は以下のような人におすすめ!
・アメリカの中間選挙ってなに?
・中間選挙と株価って関係あるの?
・アメリカの中間選挙で株価は上がるの?

アメリカの中間選挙とは


アメリカの中間選挙は、4年に1度行われる大統領選挙のちょうど「中間」の年に全米で一斉に行われる連邦議会の上院と下院の議員選挙や、州知事選挙のことです。
11月第1月曜日の翌日の火曜日に行われると決まっていて、2022年は11月8日が投開票です。
選挙後のアメリカ政治の方向性を占うことにもなると言われる重要な選挙です。

中間選挙と株価の関係

中間選挙と株価には関係があるのでしょうか。結論からいうと強い関係性があります。
過去の経験則からすれば第二次世界大戦以降、中間選挙後のアメリカ株式市場はすべて上昇しています。
特にNYダウは直近のトランプ政権化で行われた中間選挙後、年間で12%も上昇しています。
ただ単に経験則だけではなく、大統領が次の選挙に向けて大胆な財政政策に乗り出すのではないか」という期待感が相場全体に流れることも起因しています。
ですので、中間選挙が株価に与える影響は無視できません。

中間選挙後株価は上がるのか?


歴史を振り返れば中間選挙後は株価が上がる可能性が非常に高いでしょう。
アメリカ株は企業のファンダメンタルズや国の政策金利上昇だけでなく、歴史的な経験則が重要視されます。
2022年でいえば、大型IT企業の決算が予想を下回り、CPI(消費者物価指数)も歴史的な高水準まで上昇しています。
一見すると、とても株式投資ができるような環境にはないように思えます。
しかし、繰り返すようにアメリカ株は歴史的な経験則が重要視される傾向があるため、実際中間選挙を控えた2022年10月の株式市場は「選挙後の株高を期待して株式を今のうちに仕込んでおこう!」とする投資家が多かったため、主要3指数はすべて上昇しました。特にNYダウは月間で約14%も上昇したのです。

アメリカ株に中間選挙が与える影響

中間選挙では大統領が変わらない代わりに上院・下院の力関係が変わります。
政党の力関係が変わることで、一党単独の時と比べて与党の政策が通りにくくなります。
今まで与党からやり玉にされていた業種は中間選挙を終えることで逆風がなくなると予想されれば、投資家の懸念が払拭され、株が買われるでしょう。

株式トレード 基本と原則

中間選挙後上がりやすい業種(2022年版)

中間選挙により共和党が優勢になった場合、上昇しやすい業種は伝統的なエネルギーや防衛、ヘルスケアでしょう。なぜなら共和党は先に挙げた業種に対する支援を強化・もしくは規制を行わないからです。一方で、民主党が優勢だった場合には先に挙げた業種は若干の逆風が吹くでしょう。

中間選挙後下がりやすい業種(2022年版)

中間選挙により共和党が優勢になった場合、下がりやすい業種はクリーンエネルギーやアメリカに上場している中国株でしょう。
共和党はESGやSDGSといった活動にあまり協力的ではないため、石油や石炭等伝統的なエネルギーには追い風でしょうが、新たなクリーンエネルギーには逆風だと予想されます。また、アメリカに上場している中国株に関して締め付け措置を民主・共和ともに指示していますが、より厳しいのは共和党です。以上の理由から中間選挙後クリーンエネルギーやアメリカに上場している中国株の株価は弱いと予想されます。

まとめ

本記事ではアメリカの中間選挙と株価について解説しました。
まとめると

・中間選挙とはアメリカ政治の方向性を占うことにもなると言われる重要な選挙
・中間選挙後株価が上がりやすいのは伝統的なエネルギーや防衛、ヘルスケア(共和党優勢の場合)
・中間選挙後株価が下がりやすいのはクリーンエネルギーやアメリカに上場している中国株(共和党優勢の場合)

現在中間選挙の開票が行われている真っ最中です。
今後、あなたが投資戦略を決めていくうえで、重要なアメリカの中間選挙。本記事を何度も読んで理解を深めることで、あなたの投資が有意義になることを願っています!

↓参考までに11/10時点のNYダウの1か月パフォーマンスです。↓