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お金のプロが教える。お金の積み立て方3選!【安全性重視】

2022年2月8日

お金を貯めるために少しずつ積み立てていくことが大事って聞いたんだけど、具体的にどの積み立て方法がおすすめ?どうせ貯めるなら安全に、お得に貯めていきたいな…

皆さんお金を貯めたいですよね。私のもとにもどうやって貯めたらいいですか?貯めたいのに貯められないんです…というお話は毎日来ます。そんな悩みをお金のプロである私がお答えします。

 

お金のプロが教える。お金の積み立て方3選!

1.積立定期預金

積立定期預金とは

積立定期預金とは毎月決まった額を決まった日に計画的に積立てて、目標額を目指す定期預金のことです。

特徴としては、だいたいどこの金融機関でも最低積立金額が定められおり、1000円~始めることが出来ます。

積立定期預金のメリット

積立定期預金のメリットは、一度にまとまったお金を預けるのではなく、毎月一定の金額を少しずつ貯めることが出来るので、毎月の生活費と照らし合わせて計画を立てやすいことです。

また、積立定期は毎月の積立金額以外にも追加で預けることが出来ます。

1か月が終わって少しお金が余ったなと思ったら、ぜひ普通預金の口座ではなく、積立定期預金の口座に預けるようにしましょう。

そして、最大のメリットは元本保証があるということです。

もし、金融機関が破綻してしまった場合でも元本1000万円までとその利息については保証されます。ですので、万が一日本が不景気になってしまい、銀行がなくなってしまうかも!という事態になっても安心できますね。

積立定期預金のデメリット

積立預金のデメリットとして最大のものは金利が低いという点でしょう。

大手金融機関でも積立定期預金の金利は0.02%程のものが大半であり、仮にコツコツ積み立てて100万円貯められたとしても200円しか利息が付きません

少しがっかりしてしまいますよね。

こんな人にオススメ!

積立定期預金は、毎月自動で定額を同じ日に同じ金額積み立てられて、尚且つ1000万円までは減る心配がないことがメリットである為、急なライフイベントによる出費に備えたい!という方にオススメです。

2.財形貯蓄預金

財形貯蓄預金とは

財形貯蓄預金とは「勤労者財産形成促進制度」という制度の1つで、国と会社の連携により働く人たちの貯金を作ろうといった制度です。

ざっくり仕組みを説明すると、会社から振り込まれる前の給料から毎月一定額を引き落として、自動で積み立てていく制度になります。

財形貯蓄預金のメリット

1番のメリットは、会社から振り込まれる前の給料から強制的にお金を積み立てるので、お金を貯める仕組みを無理やりにでも作れることです。

お金がたまらない人の特徴として「お金をあればあるほど使っちゃう」というものがあります。

繰り返しますが、財形貯蓄預金はそもそも振り込まれる前のお金から積み立てるので、使えるお金が少ない状態で生活をしようとしますので、自然と節約をして支出をコントロールせざるを得ない環境に身を置くことが出来ます。

また、会社によっては、財形貯蓄預金をすることによって奨励金として預けている金額の1%を上乗せしてくれる会社もあるようです。

財形貯蓄預金のデメリット

冒頭で述べたように、財形貯蓄預金は国と企業が連携により成り立つ制度なので、そもそも勤め先の企業がこの制度を導入していないことには利用することが出来ません。

また、金利も積立定期預金と同様の0.02%程であり、あまり期待できる金利ではありません。

こんな人にオススメ!

財形貯蓄預金は利用することで、奨励金を出してくれる企業に勤めているのであれば、積極的に利用するべき制度です。しかし、そもそも企業がこの制度を利用していなければ皆さんが使うことは出来ませんので、人を選んでしまう制度になります。

ただし、積立定期預金と同じく元本保証の対象制度である為、安全性の高いものであることは間違いありません。

また、給与が口座に振り込まれる前に自動天引きされて強制的に貯蓄出来る点は、少々荒い気はするものの、

これから確実に毎月決めたお金を貯めていきたい!という方は是非利用していただきたい制度です。

3.積立NISA

積立NISAとは

積立NISAとは積立投資専用の少額非課税制度です。

ざっくりいうと、積立定期預金と財形貯蓄預金が貯蓄するためのお金を積み立てる制度だったのに対して積立NISAは投資するためのお金を積み立てる制度になります。

積立NISAのメリット

積立NISAは少額投資非課税制度といわれ、投資した利益に対して税金が1円もかからないことが何よりこの制度を利用する上でのメリットになります。

通常株式や債券、預金の利息等、利益には20%程度の税金がかかります。

例えば100万円の利益が出た時にざっくり20万円引かれて手元に残るのは80万円ほどになりますが、NISAは非課税ですので、100万円そのまま手元に残ります。これは嬉しいですよね。

そして何より積立NISAは投資にあたるので、積立定期預金や財形貯蓄預金よりも利益を多くとることが出来ます

また、積立定期預金同様、毎月指定した金額を同じ日に積み立てることもできます。

積立NISAのデメリット

積立NISAで1番のデメリットは元本割れリスクがあることです。

積立定期預金と財形貯蓄預金の2つと決定的に違うのが、積立NISAは投資であるということです。

つまり先の2つに比べて、大きく利益を出すことが出来る反面、折角積みたてたお金を失う可能性もあるということです。この点で、安全性という点では若干の弱さを持っています。

積立NISAこんな人にオススメ!

お金は貯めたいけど、少しのリスクをとってでもより多くのお金を貯めたい。そんな方に利用していただきたい制度です。一方で、リスクやリターンよりも着実にお金を貯めていきたいという方には向かない制度かなと思います。

まとめ

いかがでしょうか?貯金はライフプランの中で大きな役割を担うものです。

しかし、お金を貯める目的は人によってさまざまであり、最後は自分で自分に合う制度を選ばなければなりません。

皆さんもご自分に合った制度を賢く利用して、よりよい人生にしていきましょう!