デメリットってあるの?投資信託のデメリットを現役金融マンが解説
結論からいうと、投資信託にもデメリットはあります。
本記事ではこの投資信託のデメリットについて解説します。
個別株に比べて利益が増えにくい
投資信託は個別株に比べて、大きな利益が上げられません。
株に比べて大きな利益が上げられない理由として投資信託ではたくさんの株を少しずつ買っていくため、資金が分散してしまうからです。
一方で、一つの株に資金を集中して、尚且つその株が大きく値上がりすれば大きな利益を上げることが出来ます。
また、通常投資信託では利益が出て売却したいと思った時に、すぐ売れないようになっています。
ですので、売りたいタイミングから数日後の価格で売却の確定がされてしまいます。
つまり投資信託は、1番株価が上がったタイミングで売ることが出来ないため、売りたいタイミングですぐ売れる個別株と比べると利益が増えにくい点がデメリットであるといえます。
手数料がかかる
投資信託は個別株に比べて手数料を多く支払わなければなりません。
個別株は証券会社によってまちまちであるものの、売るときも、買うときも手数料は0~0.2%程です。
一方で、投資信託は販売手数料(買うときにかかる手数料)が0~4.4%程、信託財産留保額(売るときにかかる手数料)が0.3%程、加えて信託報酬(投資信託を持っている間毎日差し引かれる費用)が0.5~2%程かかります。
すべての手数料が最大限かかると仮定すると、投資額に対して年間で約6%も手数料を支払わなければなりません。
個別株投資にかかる手数料と比較するとその差なんと30倍にもなります!
せっかく大切なお金を投資するのですから、より利益を出したいですよね。
手数料の視点から見ると、投資信託よりも個別株のほうが優れているといわざるを得ません。
投資するタイミングが選べない
投資信託は買いたいと思ったタイミングで買えません。
一方で、個別株は買いたいと思ったタイミングで買うことが出来ます。
投資信託は様々な銘柄の詰め合わせパックですので、買いたいと思った瞬間には買えないのは仕方ないことなのですが、毎日株価をチェックするデイトレーダー等の短期売買をしたいという方には投資信託は向かないです。
また、積立NISAを活用されている方は、毎月一定の金額で投資信託に投資していると思います。
毎月積み立てで投資をされている方の落とし穴として、買うタイミングを選べないというものがあります。
通常、毎月積み立て型の投資信託では投資金額を支払った次の月の1日に投資信託の商品を買うことが出来ます。
ですので、毎月1日が仮に1番株価が高いタイミングだった場合、売るタイミングよりも高い値段で買ってしまうことになるので、損をするリスクがあります。
以上のことから投資信託のデメリットとして投資信託は買いたいタイミングで買えないというものが挙げられるといえます。
いかがでしたか?
投資に興味はあるけどよくわからないから投資信託。
ではなくて、投資信託のデメリットも理解したうえで投資できると、より良い投資ライフが送れそうですね♪
投資信託のデメリットは以下の3つでした。
- 個別株に比べて利益が増えにくい
- 手数料がかかる
- 投資するタイミングが選べない
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません