今さら聞けない!?PERとPBRの違いを分かりやすく解説!
・PERとはなに?
・PBRとはなに?
・PERとPBRの違いが知りたい!
こんな悩みを解決できる記事を用意しました。
投資を始めたけど、PERとPBRって名前が似ているし、いまいち違いが分からないですよね?!
本記事では、投資を行ううえで、大切な指標になるPERとPBRの意味と違いについてわかりやすく解説していきます。
PERとは
PERとは株価収益率のことであり、株価が企業の収益に対して適切であるかを見る指標です。PERは「株価÷1株当たり純利益」の計算式で求められ、株価と企業が1年間で生み出した純利益を比較します。
例えば
・株価が1000円、1株当たりの純利益が100円だとすると
1000円(株価)÷100円(1株当たり純利益)⁼PER10倍となります。
日本株であれば、日経平均株価(225社)の平均PERが15〜20倍であることから、15〜20倍以下は割安、それ以上は割高と判断できるでしょう。
PBRとは
PBRとは株価純資産倍率のことであり、株価が企業の資産に対して適切であるかをみる指標です。PBRは「株価÷1株当たり純資産」で求められ、株価と企業の資産から負債を引いた純粋な資産を比較します。
例えば、
・株価が1000円。1株当たりの純資産が500円だとすると
1000円(株価)÷500円(1株当たり純資産)⁼PBR2倍となります。
一般的には、PBRが1倍を超えれば割高、1倍を下回れば割安といわれます。
PERとPBRの違い
PERとPBRは基準が違います。収益をみることで企業の成長可能性に投資をするなら「PER」、資産をみることで企業の安定感に投資をするなら「PBR」というように、あなたの投資スタイルによって、どちらの指標を選ぶかが分かれます。
なぜなら、PERは「純利益」を基準にしているのに対して、PBRは「純資産」を基準にしているからです。
PERが低い銘柄は企業が得た収益に対して株価が安い(評価されていない)ことを示すので、企業の成長可能性に投資をするならPERをみるべきです。
一方、PBRが低い銘柄は企業の資産に対して株価が安い(評価されていない)ことを示すので、資産を重視して企業の安定感に投資をするならPBRを見るべきです。
以上を踏まえて、株価に対する企業の純利益(PER)に注目するのか、純資産(PBR)に注目するか、あなたの投資スタイルに合わせて2つの指標を使い分けることをオススメします。
・まとめ
PBRとは株価純資産倍率のことをいい、株価が企業の資産に対して適切であるかをみる指標
PERとPBRは基準が違う。企業の成長可能性に投資をするならPER、企業の安定感に投資をするならPBRを重視することがオススメ
あなたが投資を行ううえで、何を重視するのかによって見るべき指標は変わります。自分の投資スタイルにあった指標を理解して、納得のいく投資ができることを祈ってます!最後まで読了頂きありがとうございました。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません