1分でわかるインフレに強い資産とはなにか!?現役金融マンが解説
「インフレに強い資産ってなに?」「逆にインフレに弱い資産ってなに?」
最近世界的なインフレが叫ばれています。
「自分には関係ないや…」
実はめちゃめちゃ関係あります。特に資産のすべてを現金で持っているあなたに関係します。
それでは、「どんな資産がインフレに強いのか」解説していきます。
・インフレ時にどんな資産を持っていいか分からない…
・インフレに強い資産が知りたい!
・インフレに弱い資産を知りたい!
インフレに強い資産
インフレに強い資産は以下の3つです。
2.株式
3.金
不動産
不動産はインフレに強い資産と言われています。
インフレになると、通貨の価値が下落しますが、モノの価値は上昇します。
自分の資産をモノとして保有するならば、不動産はインフレに対して有効な資産だといえます。
また、物価が上がるということは、家賃も上がりやすくなります。賃貸業をされている方ならインフレになり、物価が上がると、それだけもらえる家賃が増えやすくなるわけですから、インフレ対策として充分な効果を発揮すると思います。
ただし、不動産は立地や面積、築年数など様々な要因が絡んで資産価値が決まりますので、インフレだからと言ってすべての不動産の価値が上がるわけではないことに注意が必要です。
株式
株式もインフレに強い資産と言われています。
株式が値上がりする原理原則として企業の売上・利益が上昇することによって株式も一緒に値上がりしやすくなります。
インフレ時には企業が提供する商品の価格が上がりやすくなり、それに伴って企業は売上・利益を上げやすくなります。すると、株式は値上がりしやすくなるため、インフレに強い資産であるといえます。
ただし、すべての株式が値上がりするわけではないので、買おうとしている企業の業績がインフレ時に好調になるのか否かをしっかり見極める必要があります。
金
金は、インフレ時に特に注目される資産です。
金は地球上に限られた量しか存在しないので、インフレによって通貨の価値が下落した際に、金そのものの価値が上昇しやすくなります。
ただ、金自体は債券や預金のように利息を生み出さないため、経済がインフレからデフレへと移り変わっていくと価値が下落する傾向にあるため注意が必要です。
インフレに弱い資産
いままで、インフレに強い資産について解説してきましたが、逆にインフレに弱い資産には何があるのでしょうか。
結論からいうと以下の3つです。順に解説します。
2.年金
3.国債
現金
現金はインフレに弱い資産と言われています。
インフレが起きると、物価が上がるため現金の価値は減っていく一方になります。このため、現金はインフレに最も弱い資産とも言われます。
年金
年金もインフレに弱い資産と言われます。
理由としては、受け取ることが出来る年金額の変動は、インフレにより物価が上昇するペースと同じではないからです。
国債
国債は国にお金を貸すことで、定期的に利息を受け取り、満期が来たら元本を返してもらうという商品です。
日本に限った話にはなりますが、現在日本国債の金利は0%代を推移しており、インフレのペースに到底追いつけるとは言えません。
したがって、国債はインフレに弱い資産といえます。
まとめ
本記事執筆現在、世界的なインフレが進んでおり、これから数年続くかもしれません。
今のうちにインフレに弱い資産を保有している人はインフレに強い資産へと移行していくことで、今後も続くかもしれないインフレにうまく立ち向かえることでしょう。
一方で、インフレに弱い資産をそのまま放置することだけはやめましょう。資産の価値がどんどん目減りしていき、あなたの生活が苦しくなり続けるだけです。
本記事で解説した内容をまとめると
・不動産
・株式
・金
インフレに弱い資産
・現金
・年金
・国債
大インフレ時代が私たちの目の前に迫っています。資産の一部だけでもインフレに強い資産を保有することで、大変な時代を一緒に乗り越えていきましょう!インフレに強い資産についてもっと詳しく知りたい方はこちらの書籍がオススメです。将来のために、昨日より1つでも多くお金について強くなりましょう!
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