世界中から注目!?ジャクソンホール会議について解説!
「ジャクソンホール会議」
知っているようでよく知らないこの単語…。誰か、わかりやすく教えて!!
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・ジャクソンホール会議ってなに?
・ジャクソンホール会議の影響って?
・2022年のジャクソンホール会議で何に注目すればいいの?
ジャクソンホール会議とは
ジャクソンホール会議とは、世界各国の中央銀行関係者や経済学者らが参加し、世界経済や金融政策を議論するシンポジウムのことです。主催はアメリカカンザスシティー連邦準備銀行で、毎年8月下旬に開かれます。関係者がアメリカ合衆国ワイオミング州の景勝地「ジャクソンホール」に集まるのが通例です。もともとは小さな勉強会でしたが、中央銀行の首脳が金融政策の変更を示唆した過去があり、現在では市場の注目度が高いイベントになっています。
過去のジャクソンホール会議
そもそも小さな勉強会だったため、あまり注目されていなかったジャクソンホール会議ですが、2008年のリーマンショック以降注目を集めるようになりました。特に2010年のジャクソンホールで当時のバーナンキFRB議長が長期国債の買い入れを増やす(QE2)など追加緩和策を匂わせ、約2か月後のFOMCで実際に決定したことがあります。2010年はこれを受け、株価は上昇しました。また、2013年には、あまりに市場参加者の注目がジャクソンホール会議に集まったので、バーナンキFRB議長が欠席した過去もあります。この年の5月にバーナンキ議長はテーパリングを示唆しており、9月から始まるものと思われていました。そのため、ジャクソンホール会議でいつからテーパリングを開始するか明言を避けるために欠席したのではないかとみられます。
2022年の日程
2022年は8月25日〜8月27日の3日間で行われます。コロナ禍で昨年まではオンライン開催でしたが、3年ぶりに対面で実施される予定です。今回のジャクソンホールでは、FRB(米連邦準備制度理事会)が5月・6月FOMCで連続0.75bpsの利上げを行ったため、パウエルFRB議長が9月以降の利上げ幅やインフレ見通しについて発言するか注目が集まります。
まとめ
本記事ではジャクソンホール会議について解説しました。まとめると
・過去のジャクソンホール会議では金融緩和を匂わせた過去がある
・2022年のジャクソンホール会議ではパウエル議長の発言に注目
毎年行われるジャクソンホール会議ですが、経済に与える影響は大きいです。本記事を読んだあなたが、ジャクソンホール会議に注目してよりよい投資のヒントになればうれしいです。ジャクソンホール会議を含めたアメリカ金融政策についてもっと詳しく知りたい方はこちらの書籍がオススメ!
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